2016年06月14日 - 本日も"洗車日和" 中古車オークション代行日記

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2016年06月14日 [メンテナンス(DIY)]
当店に入庫した "ゴルフ GT" インストゥルパネル内にはエンジンチェックランプを含む警告灯の点灯は一切無いけど、エンジンを掛けてみるとアイドリングは然程、不安定でないもののマフラーからは
「ボォボォボォボォ〜」っとなにやら不吉な排気音。。。
アクセルを煽ってみても同様で全回転域でエンジンの息継ぎが感じられ、2,500回転を超えたくらいからはミスファイヤーを確認することもできる。エンジン不調_1気を取り直し、ちょっとだけ試乗して状態を確認することに。。。
シフトをドライブレンジに入れスタート、ミッションが滑るような感覚はないけど、明らかに加速具合に違和感を感じる。言うなればアクセルを踏んでもスピードが全く乗ってこないような感覚。それにある速度域に達した1,800回転以上になると、エンジンルーム付近から大きなジャダー(振動)が発生し、その振動が室内側まで伝わってくる始末。。。
こりゃ〜 恐ろしくて乗ってなどいられない。
加速不良やアイドリング不調だけなら "エアマスセンサー" に問題を抱えている可能性も否定できないが、走行中にジャダーが発生するのではやはり点火系のトラブル、燃焼していないシリンダーが足かせとなって、クランクシャフト、コンロッド辺りが暴れてジャダーの発生原因となっているのではないかと。。。

イグニッションキーを捻れば普通にエンジンは掛るため、燃料ポンプ(燃料移送系の不具合)の可能性は低いと判断し、クランク角センサーの不具合でもエンジン始動できないので、最終的に点火系が怪しいのではと推測して早速、超アナログ的!? な方法で作業開始・・・(汗)
点火系のトラブルと言うと、真っ先にプラグの不具合を思い浮かべ方も多いと思いますが、例えプラグに問題を抱えていたとしても僅かでも火花が飛んでいれば、ここまで酷い状態は稀で多くは別な場所に問題が隠れていたりします。エンジン不調_2では早速、エンジンに直接マウントされている "イグニッションコイル" のハーネスを1気筒づつ順番に外して行き、その都度エンジンを始動させてアイドリング状態を確認して行きます。
今回は向かって左側から順番にハーネスを外しエンジン始動。。。最初の状態よりアイドリングはバラツキ振動も増大し悪化したので、こちらのイグニッションコイルに問題はないと判断。
次に左側から2番目も同じように作業するも、アイドリング状態に変化なし。。。 このイグニッションコイルが怪しい!?
怪しい2番目のイグニッションコイルを他の気筒と相互交換して確認してみるも、やはり2番目に使われている部品だと、その気筒に不具合が発生する。
全ての気筒を確認し終わって、アイドリング状態に変化を感じ取れなかったのは、左側から2番目だけなので一応、このイグニッションコイルを暫定的に交換することにしますが、新品の部品を購入してしまったのでは、もしも見立てた故障箇所に間違いがあればダメージが大きいので、そこは慎重に!?取りあえず中古部品を某オクから調達です(汗)エンジン不調_3左側/ポロ GTI用のイグニッションコイルで微妙に外観は違うが流用可能
某オクを検索するも価格優先で考えると "ゴルフ GT" に適合するイグニッションコイルが見つかりません。。。
なので、純正品番を検索して "ゴルフ GT" に互換性のある部品を選択「ありました "ポロ GTI" 用のイグニッションコイルが適合するようで」即決価格が送料込みで2,000円以下。
落札から待つこと僅か1日、最近の物流事情はとても早くて助かります。早速、部品をサクッと交換してみると、排気音は正常に、アクセルを煽ってみてもミスファイヤーも確認できない。
試乗に出掛けてみれば以前のようにジャダーや加速不良も認められず、20バルブターボエンジンの爽快な加速フィールが蘇っています。
これで直らなかったら私の手には追えないので、本格的に整備工場まで依頼しようと思っていましたけど、なんとか原因特定でき安価に直りました。

今回は中古部品を暫定的に使用しましたが、原因特定できたのなら全てのイグニッションコイルをOEM部品でも良いので全品交換することをお勧めします。1箇所のイグニッションコイルが不調ってことは、エンジンの熱害によって他のイグニッションコイルの劣化も進行しているはずで、放置して置くと他の箇所まで不具合が波及し重大なトラブルに発展する可能性だってあります。
なので、不要なトラブルに見舞われぬよう予防的メンテナンスも必要だと。。。


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